今日は皆既月食

平和友好祭

2022年11月08日 21:55

今日、11月8日は皆既月食が見られます。このブログを書いている今も、まだ少し月に地球の影が映っています。


18時45分頃です。


こうして見ると、満ち欠けではなく、地球の影が月に映りこんでいるのだと分かりますね。


皆既月食になりました。左下にすごく小さく天王星が写っています。
ブログだと見えないかもと思い、下にサムネを置いてみます。




世紀の天体ショーが終わりつつあります。


「月」と言えば、ウクライナの有名な歌手、そしてソ連の国民的歌手でもあったソフィア・ロータルさんが、「ルナ、ルナ(月よ、月よ)」という歌を歌っています。80年代にソ連で生きた人なら誰もが知っているソフィアさんの代表的な歌です。この動画は、2010年夏にクリミアのアルテック子どもキャンプのコンサートでソフィアさんが「ルナ、ルナ」を歌っている動画です。2010年のクリミア半島は、2014年にロシアに「編入」される前でした。でも、司会者もソフィアさんも、もろロシア語ですね。YouTubeのコメント欄を見ると、ソフィアさんとその歌がかつてソ連で暮らした経験を持つたくさんの人たちに愛されていることが分かります。
ちなみに、ウクライナ語では空に浮かぶ「月」は「Мicяць」です。これはロシア語では「мecяц」にあたりますが、こちらは「1月、2月」とか「1カ月」の方の「月」です。そういえば、サムイル・マルシャークの「森は生きている」は、ロシア語では「двeнaдцaть мecяцeв(12の月たち)」です。

動画のソフィアさんは歌い終わった後、「アルテックは今年85周年です、みなさんおめでとう」と会場の子どもたちに祝福を送っています。アルテック子どもキャンプは、ソ連時代にはピオネール少年団のサマーキャンプの中心的な場所でもありました。ソ連の各共和国だけでなく、外国からもたくさんの子どもたちが訪れていました。


かつてのアルテックキャンプでの子どもたちの交流の様子です。アルテックキャンプは制服があったようですね。事務局は1989年、1990年にハバロフスク市近郊のピオネールキャンプで夏休みを過ごしましたが、そこには制服はありませんでした。
いつかまた、アルテックキャンプでさまざまな民族の子どもたちが仲良く楽しい夏休みを過ごせる日が来てほしいと願わずにはいられません。

関連記事