第27回ヒロシマの旅に60人参加

平和友好祭

2016年06月07日 02:01

「第27回ヒロシマの旅」を6月3日(金)~5日(日)に開催し、60人の仲間が参加しました。

◆6月3日(金)

開会集会の来賓には広島県原爆被害者団体協議会の坪井直さんと、広島県原水禁事務局長の藤本講治さんがお越しくださいました。
坪井さんはアメリカのオバマ大統領と被爆者を代表して握手したばかりです。
オバマ大統領の広島訪問の評価は様々ですが、青年労働者の学習にとって大切なのは、為政者の語る矛盾に満ちたスピーチではなく、被爆者の方々の語る言葉だと思います。


その後、資料館の見学に行きました。
平和公園と資料館は大変な混雑でした。資料館の方によると、オバマ訪問以後、以前より1日あたり1000~2000人の来館者が多いそうです。
昨年の外国からの来館者では、アメリカ国籍が最多の15万人だそうです。果たして南京大虐殺の資料館にどれだけの日本人が行くでしょうか。

◆6月4日(土)
2日目は大久野島に行きました。戦前に日本陸軍の毒ガス製造施設があったところです。
忠海公民館で、戦前に毒ガス工場で働いていた藤本安馬さんから講演をいただきました。藤本さんは90歳だそうです。



今回はNHKのテレビカメラが入りました。


大久野島に上陸。このころから雨が…。







竹原市職労と三原市職労の仲間の案内で、島内に残る毒ガス製造施設跡をまわりました。


毒ガス資料館にあった戦前の三軒屋地区の工場群のジオラマです。
現在、国民休暇村があるエリアです。丸いタンクは現存しているそうです。

◆6月5日(日)


「旅」の3日目はまず、被爆者団体協議会の箕牧智之さんから講話を受けました。








広島県実行委員会の仲間たちの案内で、4班に分かれて平和公園内の慰霊碑めぐりを行いました。


平和の火の採火式の後、集約集会を行いました。兵庫と千葉の仲間の感想、代表委員として林野労組青年女性委員会の榎谷中央常任委員の集約を受け、新田実行委員長の団結ガンバローで「旅」を締めくくりました。
「旅」の学習と交流が、全国各地で反核平和の火リレーにつながります。

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