第28回ヒロシマの旅
実施から1カ月以上が過ぎてしまいましたが、5月26日から28日にかけて開催した「第28回ヒロシマの旅」の様子を紹介します。
今回の「旅」では、初日はまず放射線影響研究所の見学に行きました。
夕方にはアステールプラザで放射線影響研究所の労働組合の役員を務める仲間から、職場の歴史や普段の仕事や研究の内容、職場の今後について講演を受けました。
2日目は大久野島の旧日本軍の毒ガス製造施設跡でフィールドワークを行いました。
まず、忠海で藤本安馬さんから講演を受けました。藤本さんは戦時中に毒ガス製造に関わっていたことへの強い後悔の気持ちを話していました。過去の戦争における日本の加害の事実をまなぶことができた貴重な講演でした。
その後、大久野島にフェリーで渡り、島内の毒ガス製造施設跡を徒歩で巡りました。地域の労働組合の仲間たちが案内してくれました。
フィールドワークを終えて大久野島の港で一休みです。初夏の瀬戸内海の綺麗な海と空が広がっています。
夜はアステールプラザに戻り、夕食交流会で盛り上がりました。
3日目はまず被爆体験をまなびました。被爆者の平均年連が80歳を超すなか、なるべく多くの被爆体験の継承の機会を持ちたいものです。
続いて平和公園内の慰霊碑めぐりです。広島県実行委員会の仲間の案内です。
3日間の「旅」の締めくくりに反核平和の火リレーの採火式を行いました。
今年の「ヒロシマの旅」は昨年より参加者が増えました。被爆体験の継承の重要性が高まっています。8月には原水禁世界大会も開催されます。多くの仲間が広島でまなぶ機会を持つことを訴えます。
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