「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める沖縄県民大会」が12月22日(日)14時から沖縄市の八重島公園内にある沖縄市民会館大ホールで開催されます。
以下にチラシのJPGデータを置いておきます。サムネイルをクリックしてください。
〇チラシ表
〇チラシ裏
〇予定されている大会の内容は以下の通りです。
主催者あいさつ 伊良波純子さん(女性団体連絡協議会)
県知事あいさつ 玉城デニーさん
国連女性差別撤廃委員会報告 親川裕子さん(Be the channge OKINAWA)
有識者から 高良紗哉さん(小禄9条の会)
若者の声 中塚静樹さん、崎浜空音さん(大学生)
メッセージ 平和ゼミナール
大会決議 神谷めぐみさん(アクション沖縄)
うたごえと誓いの群読
〇県民大会の決議案は以下のように発表されています。
米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める沖縄県民大会 決議(案)
2023年12月、沖縄県内の16歳未満の少女が、米空軍兵により誘拐され性的暴行を受けていた事が、県民には2024年6月になって初めて知らされた。被害者が未成年だった事で県内に大きな衝撃が走ったが、性暴力が半年間も伏せられていたことは、県民に強い不信感を抱かせた。
沖縄で1995年に発生した米兵による少女暴行事件を契機に、日米間では、「在日米軍に係る事件・事故発生時の通報手続き」が合意されていた。しかし今回、捜査当局及び外務省から県へ情報提供はなく県民へも知らされなかった。
その後、2024年1月から5月末までの間に、米兵による性犯罪が他に4件も起こっていたことが明らかになった。即座に通報されていれば、後に続いた性暴力を防ぐことができたのではないか。隠蔽の影響は大きい。
性暴力は、人間の尊厳を蹂躙する行為であり、非難されるべきは加害者である。 沖縄県議会は、事件発覚直後の2024年7月、「相次ぐ米軍構成員等による女性への性的暴行事件に関する抗議決議」と同「意見書」を全会一致で可決し、沖縄県内40市町村議会でも、県外の自治体においても抗議決議が可決された。
2024年10月、スイスのジュネーブで国連女性差別撤廃委員会の日本政府審査が開かれ、沖縄から参加した女性たちが、在沖米軍による県内での深刻な性被害が相次いでいる事について訴えた。 委員会は、米兵らによる女性への性暴力について「加害者を適切に処罰し、サバイバーに十分な補償を提供するための適切な措置を講じること」を日本政府に初めて勧告した。これは国際社会からの重要な勧告である。米兵による性暴力を起こさせない責任は、一義的に日米両政府にある。
12月13日、わいせつ目的誘拐と不同意性交等罪に対する裁判で、懲役7年の求刑に対し5年の有罪判決が出た。性交同意年齢に満たない少女に対するわいせつ目的誘拐、性的暴行が卑劣な加害行為であったことを思うと、この量刑では軽すぎる。
「被害者は決して悪くない」。私たちは、勇気ある訴えに応えたい。 今回の性暴力事件とその後の不適切な通報体制に対して満腔の怒りをもって抗議するとともに、徹底した再発防止に向けて下記の事項が速やかに実現されるよう強く要求する。
記
1. 被害者への謝罪と丁寧な精神的ケア及び完全な補償を行うこと。
2. 被害者のプライバシーの保護と二次被害の防止を徹底すること。
3. 事件発生時の県・市町村等自治体への速やかな情報提供を確実に行うこと。
4. 米軍構成員等を特権的に扱う日米地位協定の抜本的改定を行うこと。
2024年12月22日 米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める沖縄県民大会 参加者一同