反帝連帯・平和・友情

昨年暮れに世界民青連の総会でキプロスに行った際、レバノンのアイネヘルウェ難民キャンプに住んでいるというDFLP（パレスチナ民主解放戦線）の青年組織であるパレスチナ民主青年連盟の仲間から、「コーゾー・オカモトを知っているか？」と聞かれました。
1972年5月30日、ロッド国際空港でパレスチナ人民解放戦線の協力依頼を受けた3人の日本人がイスラエル占領下のロッド空港を攻撃しました。うち2人は戦死、生き残り捕虜となった岡本公三氏はイスラエルで終身刑の判決を受けましたが、後にPFLP総司令部派との捕虜交換でレバノンに戻り、現在はベイルート市内で暮らしているとのことです。私に話しかけて来たDFLPの青年は、岡本公三氏と会える立場の人物のようでした。
日本にいる私たちには分かりにくいですが、今でもアラブの人たちの間では「コーゾー・オカモト」は自らの生命を投げ打ってアラブのために決起した英雄です。
「テロリスト」と呼ばれる人物でも、立場や角度を変えれば「英雄」です。日本で平和運動に関わる私たちが、どの立場で、どの角度で、この社会や世界のあり方を見つめるのかが問われています。

YouTubeで見つけたPANTAの「ライラのバラード」という歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=b8I3kaGohZY

事務局が2015年に世界民青連総評議会でベイルートに行った際、開会集会で演じられていたパレスチナの少年たちのダンスとうたごえです。
https://youtu.be/3Kybd3V2Sdc

アイネヘルウェキャンプでの歓迎集会での一幕です。レバノンには2010年と2015年の2回行っただけですが、本当に多くのことをまなびました。紛争地では、生と死とが本当に近くにあることを感じました。
https://youtu.be/3wgG7kJ3YGg




祖国に帰還するためのたたかいは今も続いています。