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2017年05月17日

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催

日本青年学生平和友好祭主催の「第24回被戦地オキナワ青年の旅」が5月11日(木)~15日(月)まで開催され、24人の仲間が参加しました。
「旅」の様子を写真で報告します。

◆1日目(5月11日)
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
那覇空港で集合後、国道58号線を北上してキャンプキンザー(牧港補給区)を見ながら宜野湾市の嘉数高台へ。
嘉数高台からは海兵隊普天間基地が見えます。
オスプレイが訓練から戻ってくる時間帯で、ヘリの離発着が頻繁に行われていました。
「青丘の塔」「嘉数の塔」「京都の塔」の由来についても学習しました。歴史を知ることの大切さがますます高まっています。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
昨年4月28日に元海兵隊員の米軍属にレイプ・殺害された女性の遺体遺棄現場で献花・黙とうしました。
ご本人や遺族の気持ちを考えると、みんな言葉もありません。
5日間の「旅」でしっかりまなぶ決意を固めました。
「旅」の前半の2泊は本当最北端の国頭村で宿泊しました。

◆2日目(5月12日)
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
2日目の午前中は辺野古へ。まず、漁港脇のテントで問題提起を受けました。
私たちがお話を聞いている間にも、上空をたくさんの戦闘機が轟音をあげながら通過していきます。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
キャンプ・シュワブのゲート前で平和友好祭の代表委員、林野労組青年女性委員会の小野さんからごあいさつさせていただきました。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
ごく近い将来、作業用ゲート前でのたたかいに私たちも戻ってくることになるでしょう。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
午後は東村高江へ。途中の慶佐次で一服。マングローブ林が見事です。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
高江ではN1ゲート前のテントで「住民の会」の伊佐さんと清水さんからお話を聞きました。
伊佐さんから「足もとでのたたかい」の重要性について、労働運動の強化にも通じる大切な提起を受けました。
高江に住むこと、高江の生活への共感がなければ、高江のたたかいへの本当の支援はできないと感じました。
また、オスプレイは高江だけでなく、いまや全国を飛び回っています。高江と私たちの職場や地域はつながっています。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
夕方は短い時間でしたが、自主学習としました。
ビーチで泳いだり、テニスをしたり、お土産を買いに行ったり、のんびり散歩したり…。生まれて初めて釣りをしたという仲間もいました。
ビーチは米軍の奥間レストセンターとつながっています。米軍関係者はこちらがわに自由に来れますが、私たちは米軍のビーチには入れません。実は、ここにも米軍基地問題の一端があります。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
夕食はバーベキュー。夜は花火をしました。国際通りの喧騒から遠く離れたやんばるの楽しい夜がふけていきます。

◆3日目(5月13日)
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
この日は南部戦績で沖縄戦について学習しました。
まず、アブチラガマで追体験です。案内は「ゆうなの会」の知念嶺子さんです。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
大雨で足もとが悪いなかでしたが、みんなでしっかり学習できました。
ガマが「観光地」化しているという意見がありますが、ひめゆりの塔やひめゆり資料館と同じく、「観光地」化させているのは、そこを訪れる私たち自身の意識です。
ガマを訪れる私たちがまなぶ姿勢を持てるかどうかが問われています。
そうでなければ、「観光地」化されていないガマに行っても、ただの洞窟探検で終わってしまうでしょう。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
昼食後、ひめゆり資料館を見学しました。
宮城喜久子さんについてのお話をお聞きしました。宮城さんには以前に平和友好祭でも講話をいただいたことがありますが、2014年の大みそかの日に亡くなりました。
戦争を繰り返させないという宮城さんのお気持ちを私たちも受け継がなくてはなりません。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
最後に荒崎海岸へ。
ここまで来る団体や労組はほとんどありません。国際通りの観光客向けの居酒屋で酒を飲んでいる時間があるなら、足もとを泥で汚してでもここに来るべきではないでしょうか。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
「旅」の後半の2泊は「基地の街」と呼ばれるコザのホテルです。
分散会で3日間の取り組みを振り返りました。ここで心行くまで語りつくすことが目的ではないので、短時間の分散会です。
残りは、職場や単組に帰ってから仲間たちと議論してほしいと思っています。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
嘉手納基地のゲート前の通りにある旧Aサインバーに行きました。
この日は米軍のペイデーらしく、たくさんの米兵が通りに繰り出していました。

◆4日目(5月14日)
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
名護市の瀬嵩の浜で開催された「平和と暮らしを守る県民大会」に参加しました。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
ステージからの訴えに平和友好祭の参加者も真剣に耳を傾けています。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
その後、わんさか大浦パークまでデモ行進しました。
みんなで声を合わせて「カヌー隊がんばれ」と叫びました。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
イオンモール沖縄ライカムで昼食後、沖縄市内のフィールドワークへ。
歴史資料館「ひすとりーと」で、沖縄市の市史編纂室の方から展示に関する説明をお聞きしました。
「基地の街」コザの歴史について、私たちのこの4日間の学習を総括するようなお話でした。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
最後の夜はみんなでステーキ店へ。「基地の街」の文化の一端に触れました。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
観光客向けの土産物店ではなく、地域のスーパーマーケットでかしこいお土産の買い方をした仲間もいました。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
ホテルの近くの民謡酒場「なんた浜」で初めてのカチャーシーを踊りました。
饒辺愛子さんから平和の大切さについてお話がありました。

◆5日目(5月15日)
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
最終日は「西太平洋最大の空軍基地」と呼ばれる嘉手納基地へ。
この日はひっきりなしに軍用機の離発着が続いていました。大変な騒音です。
嘉手納基地所属のF15やP3-Cだけでなく、米本土から飛来しているF16もF15と編隊を組んで離陸する様子が見られました。

第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
第24回被戦地オキナワ青年の旅を開催
締めくくりは「道の駅かでな」で解団式。5日間を振り返りました。
終了後、58号線を南下し、那覇空港で解散しました。

参加者を送り出してくださった労組や職場、県や地区実行委員会のみなさん、そして参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
また、「旅」は全国各地の反核平和の灯リレーによって支えられています。
青年がまなぶ取り組みの重要性をますます広めたいと思います。
辺野古新基地阻止、基地のない沖縄を実現するために、これからもみんなで頑張りましょう。


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