戦争プロパガンダ10の法則…アンヌ・モレリ

平和友好祭

2022年06月15日 10:54

「戦争プロパガンダ10の法則」を紹介します。

1.われわれは戦争をしたくない
2.しかし敵側が戦争を一方的に望んだ
3.敵の指導者は悪魔のような人間だ
4.われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う
5.われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為に及んでいる
6.敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
7.われわれの受けた損害は小さく、敵に与えた被害は甚大だ
8.芸術家や知識人も正義の戦いを支持している
9.われわれの大義は神聖なものである
10.この正義に疑問を投げかけるものは裏切りものである

そういえば、先日のあるテレビ番組で「ロシアではジャガイモが1個89ルーブル(180円)になっている」と報道されていたそうです。

ロシア語の知識があれば「ジャガイモ1個89ルーブル」ではなく、「アゼルバイジャン産の新ジャガイモが1キログラム89ルーブル」だと分かります。商業マスコミは、「ロシアに対する経済制裁が効果を発揮している」とミスリードを誘おうとしているのでしょうね。彼らは本当にウソと差別と戦争が大好きなのですね。ちなみに、事務局はロシアによるウクライナの軍事侵攻を支持しているわけではありません。しかし、ロシアやウクライナの歴史や現状に関連して、あからさまなウソ・曲解がまかり通る状況に強い違和感を持っています。

以前、チェルノブイリを取材したあるジャーナリストの写真が掲載されている雑誌に、ロシア語の知識の根本的な欠如(ロシア語やウクライナ語のアルファベットさえ知らない)から生じる誤ったエトキが付けられていました。それ以来、権威ある有名な「ジャーナリスト」の「現地取材」であっても、その内容を鵜呑みにしてはいけないのだと思うようになりました。あ、現地取材そのものを全否定しているわけではありませんのであしからず。

いま、ロシア側からも、ウクライナ側からも、いわゆる「西側」(「東」はないのに「西」があるとはこれいかに)のメディアからも、日本国内で言えば普段は日本国憲法の危機なる事態を煽り立ててやまない「リベラル」「立憲主義」を標榜する側からさえも、それぞれの政治的意図に沿ったプロパガンダが垂れ流しにされています。ウソを嘘だと見破る力を持つことは一朝一夕にできるものではありませんが、少なくともその努力は必要です。


せっかくですので、湾岸戦争で有名になった「ナイラの証言」をめぐる動画を紹介します。「若い女の子」が涙しながら訴えただけでみんなが簡単に騙されて戦争を正当化できるのですから、戦争を始めたい人たちにとってはチョロイもんなのでしょうね。







両さんの同僚のみなさんもおっしゃっています。


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