てぃーだブログ › 反帝連帯・平和・友情 › 青年共闘運動 › 基地問題 › 労働組合 › 政治問題 › 自衛隊・米軍 › 横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会

2022年10月02日

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会

10月1日(土)午後に、横須賀のヴェルニー公園で「原子力空母ロナルド・レーガン横須賀配備抗議!母港撤回を求める全国集会」が開催され、450人の仲間たちが参加しました。主催は神奈川平和運動センター、三浦半島地区労センターでした。
事務局はこの集会参加に先立ち、横須賀基地の状況を視察しました。この日はよく晴れており、暑いほどでした。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
2番、3番のドライドックの横にはいつも海上自衛隊の潜水艦が停泊しています。海上自衛隊の潜水艦基地は横須賀と呉にあります。水上艦船は番号を見れば名前や艦種が分かりますが、海上自衛隊が22隻を保有する潜水艦は表面に艦番号が記されていません。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
砕氷艦「しらせ」です。11月には夏の南極に向けて出港するはずです。事務局は以前に「しらせ」の艦内を見学する機会がありました。「しらせ」は自衛艦ですが、見せてもらえる範囲に限っては「普通」の船でした。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
「しらせ」の隣には「たかなみ型」護衛艦のうち「111おおなみ」と、「むらさめ型」護衛艦のうち「107いかづち」が停泊していました。「むらさめ」型は就役から25年、「たかなみ型」は20年ほどが経っており、海自の主力艦ではありますが、最新型というわけではありません。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
海上自衛隊の最新鋭の護衛艦は、この「もがみ型」です。今年4月に就役し、横須賀に「もがみ」と「くまの」が配備されています。多機能艦艇ということで、「たかなみ」など主力護衛艦「DD」(デストロイヤー)とは違う「FFM」(フリゲート+機雷)という艦種です。護衛艦隊ではなく、掃海隊群の所属です。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
特務艇「はしだて」です。任務は「迎賓」です。安倍元首相の「国葬」にあたり副大統領のおともで来日した米海軍の将官を接待したのでしょう。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
海自の潜水艦が5隻も停泊していました。いちどにこれだけの潜水艦が並んでいるのを見るのははじめてでした。安倍「国葬」が他方では軍事的な意味を持っていたことがうかがえます。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
掃海艇「はつしま」です。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
こちらは海上保安庁の「てしお型」巡視船「たかとり」です。就役から35年が経った古い船です。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
海洋観測艦「にちなん」です。海上自衛隊の行動に必要な海底地形、潮流、水質、地磁気などを調査する艦です。調査された情報は米軍とも共有されているはずです。この艦種の活動がなければ、海上自衛隊の戦闘行動は成り立ちません。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
「あわじ型」掃海艦の「あわじ」「ひらど」です。2017年から就役している新しい艦であり、磁気機雷の感応を防ぐために強化プラスチックで船体が建造されています。
旧日本海軍は日本帝国主義の敗北の後も掃海部隊として海上自衛隊の発足まで存続した経緯があります。その意味で、掃海隊群は海上自衛隊の「本隊」「保守本流」の部隊です。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
試験艦「あすか」です。海上自衛隊が護衛艦・自衛艦に搭載するさまざまな次世代装備を試験する名目で保有している艦です。「あすか」は初めて女性隊員が配置された艦ということで、海上自衛隊が女性を「試験」する艦でもあったわけです。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
星条旗が掲げられている吾妻島には燃料関係の施設が見られます。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
安倍元首相の国葬にともなうアメリカの副大統領の来日にあたり、米海軍のミサイル駆逐艦「ズムウォルト」が横須賀に停泊しています。ステルス性を追求した特徴的な艦形が印象的です。艦種は「駆逐艦」ですが、満載排水量が1万4千トンを超しており、「タイコンデロガ級」巡洋艦(満載排水量は1万トン)よりもかなり大きくなっています。取得費用が高価(1隻5000億円)である一方、その艦形から戦闘能力が限定的となったために「失敗作」という評価ようです。当初は30隻以上の大量建造が計画されていましたが、3隻にまで削減されています。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
「ズムウォルト」と一緒に横須賀に来ている「インデペンデンス級」沿岸海域戦闘艦「オークランド」です。沿海域の戦闘に参加する艦艇です。2010年に就役した、世界各地で発生する非対称戦を強力に意識した艦であるため、速力は40ノットと非常に高速です。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
「ズムウォルト」「オークランド」に随伴してきた米軍の給油艦も消磁所の沖合に見られました。

本題の集会ですが、神奈川県内や関東各県を中心に450人の仲間たちが参加しました。
横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
まず、神奈川平和運動センターの福田代表、平和フォーラムの藤本共同代表のあいさつを受けました。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
現地報告として、厚木爆音防止期成同盟の石郷さん、非核市民運動宣言ヨコスカの新倉さんから発言を受けました。基地による被害、そして神奈川の米軍がアジアにおける民衆のたたかいを抑圧している歴史を振り返る、とても大切な発言でした。参加者はみんな真剣に聞いていました。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
Ⅰ女性会議から集会アピールの提案、反核平和の火リレー実行委員会から10月17日からのリレー運動への呼びかけと、シュプレヒコールを行い
ました。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
プラカードを掲げて空母母港撤回をアピール。

横須賀で米軍の空母母港撤回を求める集会
みんなで団結ガンバローの後、デモ行進に出発しました。


同じカテゴリー(青年共闘運動)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。