2013年09月23日
第38回中央祭典特別決議
伊方原発の再稼動に反対し、全国の原発の廃炉を求める特別決議
福島では15万人がすでに2年半に渡る避難生活を余儀なくされ、避難はせずとも様々な困難や不安を抱えつつ毎日の労働や生活を送る人々が大勢いる。故郷、職場、日々の労働を通じて積み重ねてきたささやかな成果さえ奪われ、本来はカネでは償えない大切な家族や仲間をバラバラにされたにも関わらず、いくばくかのカネをつかまされることでガマンと自己解決を強要され、被害者であるにも関わらず非難や中傷にさらされる矛盾を強いられている。一方、人々が働き、暮らしてきた土地を放射能で汚染し、使用不能にした事態に責任があるはずの者たちは処罰されず、それどころか原発を推進する姿勢さえ改めようとしていない。
原発がウソと欺瞞と不正を基盤に建設・推進されてきたことは明白であるにも関わらず、依然として「電力不足」「電力の安定供給」なるウソを重ねて政府・電力資本によって再稼動に向けた動きが進められようとしている。中央構造線の真上にある伊方原発3号機では、大地震と津波の危険性が指摘されているにも関わらず、「新基準」への対応さえ何も行われないまま「安全」がデッチあげられ、再稼動の申請に向けた動きが進められている。
政府・資本があくまで固執する再稼動に反対する動きは拡大し、愛媛県内では、「さようなら原発1000万人署名」運動に結集する市民団体や労働組合だけでなく、商工会議所さえ伊方原発にある原子炉の廃炉を訴えるに至っている。愛媛だけでなく、全国の仲間たちが取り組んでいる反核平和の火リレーでも、再稼動反対、原発反対の訴えが広く地域に浸透しつつある状況をつかむことができた。
伊方は米海兵隊の航空基地のある岩国と、在日米軍基地の74%が集中する沖縄を結ぶ直線の下にある。昨年、沖縄の海兵隊普天間基地に県民の強い反対を押し切って配備された新型輸送機オスプレイは、沖縄のみならず、四国や岩国でも飛行訓練を実施している。度重なる墜落事故を起こしてきたオスプレイの訓練は、伊方原発の大事故へとつながりかねない。現実に、1988年には伊方原発付近を低空飛行していた米軍の大型ヘリが原子炉からわずか800メートルの地点に墜落する事故を起こし、今年3月にも米海軍の対潜哨戒機P3-Cが伊方原発上空を低空で飛行したことが明らかになっている。反基地をたたかう沖縄の仲間たちと連帯し、全国各地で米軍の訓練に反対することは原発に反対するたたかいともつながっている。
はたらくものの利益は原発の再稼動にはない。青年の未来を原発推進に見出すことはできない。その事実を、全国の職場・地域・学園で多くの仲間の共通認識としなければならない。第38回中央祭典に参加した仲間たちが、そのための学習と交流を組織する先頭に立とう。
以上、決議する。
2013年9月23日
平和友好祭第38回中央祭典参加者一同
福島では15万人がすでに2年半に渡る避難生活を余儀なくされ、避難はせずとも様々な困難や不安を抱えつつ毎日の労働や生活を送る人々が大勢いる。故郷、職場、日々の労働を通じて積み重ねてきたささやかな成果さえ奪われ、本来はカネでは償えない大切な家族や仲間をバラバラにされたにも関わらず、いくばくかのカネをつかまされることでガマンと自己解決を強要され、被害者であるにも関わらず非難や中傷にさらされる矛盾を強いられている。一方、人々が働き、暮らしてきた土地を放射能で汚染し、使用不能にした事態に責任があるはずの者たちは処罰されず、それどころか原発を推進する姿勢さえ改めようとしていない。
原発がウソと欺瞞と不正を基盤に建設・推進されてきたことは明白であるにも関わらず、依然として「電力不足」「電力の安定供給」なるウソを重ねて政府・電力資本によって再稼動に向けた動きが進められようとしている。中央構造線の真上にある伊方原発3号機では、大地震と津波の危険性が指摘されているにも関わらず、「新基準」への対応さえ何も行われないまま「安全」がデッチあげられ、再稼動の申請に向けた動きが進められている。
政府・資本があくまで固執する再稼動に反対する動きは拡大し、愛媛県内では、「さようなら原発1000万人署名」運動に結集する市民団体や労働組合だけでなく、商工会議所さえ伊方原発にある原子炉の廃炉を訴えるに至っている。愛媛だけでなく、全国の仲間たちが取り組んでいる反核平和の火リレーでも、再稼動反対、原発反対の訴えが広く地域に浸透しつつある状況をつかむことができた。
伊方は米海兵隊の航空基地のある岩国と、在日米軍基地の74%が集中する沖縄を結ぶ直線の下にある。昨年、沖縄の海兵隊普天間基地に県民の強い反対を押し切って配備された新型輸送機オスプレイは、沖縄のみならず、四国や岩国でも飛行訓練を実施している。度重なる墜落事故を起こしてきたオスプレイの訓練は、伊方原発の大事故へとつながりかねない。現実に、1988年には伊方原発付近を低空飛行していた米軍の大型ヘリが原子炉からわずか800メートルの地点に墜落する事故を起こし、今年3月にも米海軍の対潜哨戒機P3-Cが伊方原発上空を低空で飛行したことが明らかになっている。反基地をたたかう沖縄の仲間たちと連帯し、全国各地で米軍の訓練に反対することは原発に反対するたたかいともつながっている。
はたらくものの利益は原発の再稼動にはない。青年の未来を原発推進に見出すことはできない。その事実を、全国の職場・地域・学園で多くの仲間の共通認識としなければならない。第38回中央祭典に参加した仲間たちが、そのための学習と交流を組織する先頭に立とう。
以上、決議する。
2013年9月23日
平和友好祭第38回中央祭典参加者一同
Posted by 平和友好祭 at 16:42
│青年共闘運動