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2013年09月23日

第38回平和友好祭中央祭典アピール

第38回中央祭典アピール

 昨年、福島で開催された17年ぶりの中央祭典のバトンを引き継いだのは、四国・松山に結集した22都道府県の200人の青年たちだ。
 昨年来の全国各地での職場・産別を超えた共闘運動や学習・交流の積み重ねから明らかになった青年の課題は、原発や基地・軍隊を容認するか、あるいは反対するかといった選択肢に対する態度表明だけではない。将来を担う青年労働者が、はたらくものとしての見方・考え方をもとにこれからどのような社会・職場をつくるかを討論し、具体的なたたかいや取り組みへと結び付けることだ。
 今中央祭典には、収束の目処さえたたない原発事故の下で苦闘する福島の教育職場、オスプレイ配備と新基地建設に反対する沖縄の仲間のたたかい、そして中央祭典の開催を受け入れた四国各県をはじめ、全国の仲間から様々な努力が持ち寄られた。愛媛県実の仲間たちは、合理化が進む職場のなかで様々な困難を乗り越えつつ取り組んだ今年の反核平和の火リレー運動を通じて、反核兵器・反原発の訴えが社会に広く賛同される手ごたえを報告した。そして、そこで得た自信を、合理化が進められる職場での抵抗に反映することが次の課題となった。
 「原発問題」「憲法問題」「教科書問題」「日朝連帯」の各分科会では、いずれも、現在の社会のしくみのもとで、労働者・民衆の生命と生活が損なわれ、平和が脅かされ、青年の友情や連帯が分断される事態が告発されていた。多くの反対があるなかでも伊方原発の再稼動に向けた動きが進められている。強力な軍事力を持つ自衛隊は海外に活発に展開し、働く者の厳しい労働実態は、憲法がないがしろにされる社会・職場の現実を示している。その下で行われる教育では空虚な「職業意識」や「愛国心」が強調され、はたらくものの目を現実からそむけさせる役割を果たしている。人を人として尊重する教育を勝ち取るたたかいが求められている。
 原発や基地・戦争をなくす取り組みは、青年に低賃金と長時間労働と労働強化を強要する今の社会・職場のあり方を変えるたたかいと不可分の課題だ。あらゆる問題を青年自身の課題として捉え、連帯・交流の輪をいっそう拡大しなければならない。
 今年12月には第18回青年学生世界祭典が開催される。全世界の進歩的青年が「平和、連帯、社会変革のために、帝国主義に反対する世界の青年は団結しよう!」のスローガンの下に南米エクアドルに一堂に会する。世界祭典は単なる国際交流・国際連帯ではなく、世界を変える青年たちのたたかいの集約点だ。私たち日本の青年が職場・地域・学園で牽引する反戦平和・反核兵器・反原発・反差別、そして改憲阻止のたたかいは、世界の仲間たちのたたかいの一翼を担っている。一つの勝利を次の勝利につなげ、いつかみんなの勝利へとつなげよう。
 中央祭典で得た力を世界に伝え、世界の仲間からまなんだ努力を持ち帰り、次の結集に向けた準備を開始しよう。青年の力を示すときは今だ。
 以上、アピールする。

2013年9月23日
第38回平和友好祭中央祭典参加者一同


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Posted by 平和友好祭 at 16:44│Comments(0)青年共闘運動
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