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2013年11月15日

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催

「憲法理念の実現をめざす第50回大会」=略称「第50回護憲大会」が11月3日から5日にかけて、沖縄・那覇市内で開催されました。
開会総会では、那覇市民会館に1000人が集まりました。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
オープニングは海瀬頭豊さんの歌でした。
コザ暴動をテーマに「立ち上がれ」と民衆に呼びかける歌、映画のテーマにもなった「月桃」、米軍の県道越え実弾演習を阻止した喜瀬武原闘争の歌など、参加者の心に染み入る演奏でした。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
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開会総会では、平和フォーラムの福山共同代表、沖縄県実行委員会委員長の高良鉄美琉球大学教授、そのほか連合、社民党、民主党、社会大衆党の国会議員、沖縄県議などあいさつが続きました。
高良教授は、「平和的生存権を求めて復帰して以降の42年間、何のために復帰したのか分からない事件がたくさん起きている。沖縄は憲法の理念から最も遠いところにおかれてきた。憲法の理念をよみがえらせる大会にしよう」と呼びかけました。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
開会総会の後はシンポジウムが行われました。司会は高良教授、パネリストは、報道写真家の国吉和夫さん、琉球新報記者の与那嶺路代さん、琉球大学教授の島袋純さんです。国吉さんは貴重な写真の数々を紹介しながら「復帰から42年、変わったのは米軍のヘルメットだけだ」と指摘、与那嶺さんはワシントンでの取材の経験から米国内にも沖縄の基地問題について良心的・合理的な意見を持つ人々がいることを紹介、島袋教授は日本国憲法が日米同盟の下位に置かれているなかで民衆の自己決定権の確立が沖縄が抱え込まされている問題の解決につながることを訴えました。

大会2日目は分科会、「ひろば」、フィールドワークが行われました。
分科会の写真を撮るのを忘れていました。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
フィールドワークは南部戦跡と辺野古・嘉手納など基地問題をまなぶ2つのコースで行われました。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
2日目の夜に、9月の中央祭典で参加者に書いてもらった檄布を沖縄大学の仲間に手渡しました。

大会最終日の朝、普天間基地ゲート前の抗議行動に青年部の仲間と少しだけ参加させてもらいました。
憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
上が大山ゲート前、下が野嵩ゲート前です。
抗議行動に対する海兵隊員の反応は様々です。基地を歓迎していないところを示さなければなりません。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
閉会総会は琉球新報ホールで行われました。700人のホールは満員で、会場に入れない参加者もいました。
沖縄、北海道、福島、高知からたたかいの報告を受けました。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
「遠藤三郎賞」は宮城県護憲平和センター理事長の清藤恭雄さん、沖縄平和運動センター前議長・県議の崎山嗣幸さんが受賞しました。

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勝連半島のホワイトビーチです。陸軍桟橋に海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」(左)と「てるづき」(右)が停泊していました。
ホワイトビーチはアジア方面に向かう海上自衛隊の艦船の重要な中継点となっています。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
普天間基地に着陸する直前のオスプレイです。かなり低く飛んでいました。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
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普天間基地の駐機場です。頻繁にヘリが離着陸を繰り返しています。

憲法理念の実現をめざす第50回大会が那覇市内で開催
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嘉手納ではF15が訓練を行っています。大変な騒音です。

「憲法のおかげで平和が守られてきた」という意見がありますが、沖縄の現状を見ると、平和憲法があっても必ずしも平和ではないことを感じます。
憲法の条文そのものが平和を守るのではなく、はたらくものや民衆の運動こそが平和を守り、その結果として平和憲法が守られるということではないでしょうか。
今回の護憲大会の討論は憲法を大事にしようという運動に大きな一石を投じたと思います。


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Posted by 平和友好祭 at 20:58│Comments(0)労働組合
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