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2016年06月21日

6月20日は「世界難民の日」

6月20日は「世界難民の日」でした。
今、日本では「難民は国連や国際社会の支援に甘えて生きている」といった言説がまかり通っています。これは、国内での生活保護バッシングや、沖縄の反基地運動に向けられる批判と根を同じくするものでしょう。

・難民受け入れ国トップ6 ①トルコ250万人、②パキスタン160万人、③レバノン110万人、④イラン97万人、⑤エチオピア73万6100人、⑥ヨルダン66万4100人
※「難民は甘えている」とか言いたいなら、このくらいの数の難民を受け入れてから言うべきでしょう。「第3国定住」では米国は6万人を超す難民を受け入れています。

・難民出身国トップ3 ①シリア490万人、②アフガニスタン270万人、③ソマリア110万人 上記3カ国で全難民数の54パーセントを占める
※いずれも欧米諸国が軍事的・政治的に介入した(ている)国々です。日本もその一翼を担っており、無責任・無関係ではありません。

・難民の51パーセントが18歳以下の子ども
戦争が起きたら犠牲になるのは子どもたちです。

以上は国連難民高等弁務官事務所のHPから引用しました。
日本の反戦平和運動は、たとえば戦争法制反対運動で見られたように「自衛隊員を戦地で死なせない」といった「日本」だけの視点に捉われるのではなく、自衛隊員が死ぬ以前に世界の紛争地で多くの人々が生命を奪われている現実も視野に入れるべきでしょう。

6月20日は「世界難民の日」
6月20日は「世界難民の日」
実際に難民キャンプには子どもたちがたくさんいるのです。写真はレバノンにあるアイネヘルウェ難民キャンプ。レバノンには以前から住んでいたパレスチナ難民に加え、内戦中のシリアから大量の難民が流入しています。


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Posted by 平和友好祭 at 13:03│Comments(0)政治問題国際連帯
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