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2022年11月01日

大浦湾とマングローブ林

ひろゆきが辺野古のキャンプシュワブのゲート前に押しかけて、座り込みや基地反対をたたかう人々に冷笑を浴びせました。
ひろゆきの言動の背後には、「中立」を装おうとする人々の無関心と無責任、政府にたて突いても何も変えることはできないというアキラメが広がるなかで、新基地建設反対の運動をつぶそうとする人々の思惑があるのは間違いありません。これまでも右翼団体が座り込みの現場にたびたび差し向けられ、数々の嫌がらせが行われていますが、それでは反対運動に関わる人たちを屈服させられないため、違った形での攻撃が行われているということです。

事務局は今年は5月と7月に辺野古に行きました。5月は「被戦地オキナワ青年の旅」でした。7月は「オキナワの旅」でお世話になっている、大浦湾でグラスボートを運航している仲間へのインタビューが目的でした。このときのインタビューは『青年の声』という新聞に掲載されていますが、今回はそのときの大浦湾の写真を中心に紹介します。

大浦湾とマングローブ林
羽田からの飛行機が沖縄に近付くと、青い海の中に与論島が見えてきました。南からの湿った空気が与論島にぶつかり、雲を発生させていました。

大浦湾とマングローブ林
与論島と辺戸岬です。こうして上空から見るととても近く感じます。かつて祖国復帰闘争の際に「27度線」をはさんでたたかう仲間たちの交歓が幾度も繰り返された歴史が思い起こされます。

大浦湾とマングローブ林
辺戸岬です。5月の「オキナワの旅」の最終日の早朝に、有志で訪れたのを思い出します。とても楽しい思い出になりました。

大浦湾とマングローブ林
伊平屋島、伊是名島がすぐ下に見えています。沖縄本島の上空には積乱雲が発達しつつあります。事務局の滞在中にも、この雲が沖縄に激しいスコールを降らせていました。

大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
この日はまず那覇空港から路線バスに乗車。途中で那覇軍港に停泊する高速輸送船が見えました。バスで浦添市に移動後、毎年の「オキナワの旅」で南部戦跡のガイドを務めてくださっている仲本節子さんにお話を聴きました。さまざまな差別とのたたかいであった仲本さんのお話を多くの仲間たちに知ってほしいと思います。仲本さんからお話を伺った後は、勢理客のバス停からバスに乗り、宿泊予定のコザのホテルへ。ですが、事務局は間違った番号のバスに乗ってしまい、嘉手納経由でかなり遠回りになってしまいました。

大浦湾とマングローブ林
泊まったホテルから見えた勝連半島方面の朝の風景です。真夏の景色です。セミの鳴き声があたりにひびき渡っていました。

大浦湾とマングローブ林
「山里」バス停から高速バスで名護へ。名護市内からタクシーで汀間の漁港に向かいました。汀間までは現在はバスが走っていないようです。

大浦湾とマングローブ林
汀間の漁港から西原瑠夏さんの操船するグラスボートに乗船し、海上でいろいろとお話を聴きました。大浦湾のサンゴのことだけでなく、辺野古の新基地建設反対運動が何を守ろうとしているのかを多くの人たちに知ってほしいということでグラスボートの運航が始まったとのことでした。インタビューの内容が知りたい方は、ぜひ『青年の声』をお読みください。

大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
事務局も、多くの人たちに沖縄へ、辺野古へと駆けつけてほしい、そこで何が起きているのか、私たちが何を守ろうとしているのかを知ってほしいと思っています。

大浦湾とマングローブ林
西原さんにお話を伺った後は、わんさか大浦パークにある「南の畑」という食堂で昼食をいただきました。事務局は野菜チャンプルー定食を食べました。めちゃうまかったです。「南の畑」では「オキナワの旅」の際にもお弁当を作ってもらっています。お弁当も安くて本当においしいです。毎日でも食べられます。

大浦湾とマングローブ林
大浦湾ではシーカヤック体験ができます。

大浦湾とマングローブ林
事務局は那覇に戻るバスの時間まで大浦湾の最奥部の汽水域にあるマングローブ林を見学しました。

大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
マングローブ林は「マングローブロード」という遊歩道が整備されており、有料で見学が可能です。ガイド付きのツアーもあるそうです。

大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
真夏の照り付ける太陽の下、風が吹き抜けます。耳を澄ますとマングローブ林の陰から小さな生き物たちの静かな音が聞こえます。

大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
静寂のなか、小道を歩き続きます。この橋は沖縄で唯一の沈下橋とのことです。

大浦湾とマングローブ林
写真では分かりにくいのですが、満ち潮で海から上がって来た海水と、山を下ってきた川の水が出会う場所を見つけました。さらさらと音をたてながら水が混じりあっていました。

大浦湾とマングローブ林
立派なマングローブ林です。本島では、大浦湾のほかに東村の慶佐次のマングローブ林が有名です。

大浦湾とマングローブ林
上空を1羽のサギがエサを求めて飛んでいました。

大浦湾とマングローブ林
かつて、大浦湾のマングローブ林は農地化で埋め立てる計画があったとのことです。上空からの写真を見ると、実際に埋め立てられて農地化された地域があるようです。地域の農業も、こうして残されたマングローブ林も、どちらも大切にしないといけないですね。

大浦湾とマングローブ林
静寂は破られました。轟音をあげながら米軍の軍用機が上空を通過しました。翼下の「USAF」という文字がはっきり見えるほど低空を飛んでいました。いきなり「基地の島」の現実に引き戻されたような感覚でした。

大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
大浦湾とマングローブ林
その後、大浦の集落内を少し歩きました。見たところ、空き家が少なくないようです。かつて賑やかな時代があったのかも知れませんね。

大浦湾とマングローブ林
共同売店でペットボトルのお茶を買いました。おじさんに「冷えてないよ」と言われましたが、暑いなかでキンキンに冷えたお茶を飲むのはつらいので、ぬるくてぜんぜんオッケーです。北部には共同売店が残っています。地域の大切な財産です。

大浦湾とマングローブ林
那覇行きのバスが来るまで少し時間があったので、「わんさか大浦パーク」の売店でブルーシールの「マンゴタンゴ」味のアイスクリームを食べました。さすがに暑さですぐに融けてしまうのですが、マングローブ林内や大浦の集落を2時間ほど歩き続けた後だったので、とてもおいしく感じました。

大浦湾とマングローブ林
那覇空港行きのバスが来ました。実は、「那覇空港-わんさか大浦パークおよびカヌチャリゾート」間は1日2往復のシャトルバスがあります。この日は事務局以外にお客さんがいなかったのですが、ガラガラなのが本当にもったいないです。那覇空港からわんさか大浦パークまで約1時間半で到着します。那覇のバスターミナルでも乗降できます。便利なバスなのでもっと活用されてほしいです。

https://wansaka-o.jp/
「わんさか大浦パーク」の公式HPです。2023年春から24年まで改装工事につき瀬嵩保育園跡地に一時的に移転するそうです。


「わんさか大浦パーク」の公式HPに貼られているマングローブロードの紹介の動画です。

大浦湾とマングローブ林
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大浦湾とマングローブ林
バスで那覇に到着後、飛行機の時間までは市場本通り周辺のまちぐゎーの散歩を楽しみました。民衆の活気を感じられるまちぐゎーの風景を再開発から守りたいものです。

大浦湾とマングローブ林
7月ということで、工事中の公設市場前に七夕の短冊が飾られていました。

大浦湾とマングローブ林
「世界平和!」と書かれています。みんなの願いです。

大浦湾とマングローブ林
「はやく戦争が終わりますように」。事務局も強く共感します。

大浦湾とマングローブ林
彼氏のことでしょうか「もう仕事でケガせず、毎日元気でいますように」とのこと。労災の根絶もまた私たちのたたかいの重要な課題です。

大浦湾とマングローブ林
市場にはかならず猫がいます。きっとネズミ捕りに活躍しているのでしょう。人だけでなく、猫たちも安心して暮らせるまちぐゎーを残してほしいものです。


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Posted by 平和友好祭 at 13:14│Comments(0)基地問題自衛隊・米軍
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